Raspberry Piで人感通知システムを作ろう[1]
私の実家は高齢化が進んでいる地域ですので珍しくはないのですが、祖母が要介護認定を受けており、母が介護しています。用があると祖母が声を出して母を呼ぶことが多いのですが、聞こえないこともよくあります。サンデープログラミングで解決できるのではと思い立ち、RaspberryPi3を使ってちょっとしたライフハックをしてみました。今回はその紹介兼備忘録です。
Raspberry PIでナースコール
解決方法として最初に考えたのは、GPIO対応の人感センサーをRaspberry Pi3 Model Bに設置して、祖母が手を振ったら母のスマホに通知するという方法です。
プログラミングは最近仕事でもプライベートでもよく利用するPythonで行いました。
人感センサーを取り付け
使用した人感センサーはDSUN-PIR
VCCを5V、GNDをGND、OUTをGPIO24にジャンパワイヤで接続しました。
ピン配置はこちら↓
SDカード側の内が1番ピン、外が2番ピンになります。
LINEで通知
スマホへの通知方法はLINE Notifyを利用しました。
notify-bot.line.metoLINEに登録しているメールアドレスとパスワードでログインしてトークンを発行しましょう。APIを利用してプログラムから通知ができるようになります。詳しくはLINE Notify API Documentを参照ください。
Webアプリでスマホから操作
通知機能のON/OFFとRaspberry Pi3のシャットダウン、再起動はスマホからでも行えるようにWebアプリを作成しました。
PythonのWebフレームワークTornadoを利用しています。
Tornado Web Server — Tornado 5.0.2 documentation
さて、基本的な方法は紹介できましたが、少し長くなりそうなのでソースコードなどの詳細は次回以降に記事にしたいと思います。ではまた。
参考
人感センサ A500BP (DSUN-PIR, SB00412A-1も) が安いだけでなく Raspberry Pi との相性もバッチリだったので、人感カメラが10分で出来てしまった話。
PythonからLINE NotifyでLINEにメッセージを送る
Tornado入門(3):テンプレートを使った開発【実践編】